受け口の治療|インプラント矯正(表側)

インプラント矯正により、抜歯をしないで治療しました。

治療前顔貌

治療前顔貌

治療後顔貌

治療後顔貌

受け口の患者様の治療です。従来型の治療法では顎間ゴムやマルチループなどのテクニックを併用して治療することが多いと思いますが、矯正用インプラントを用いることで顎間ゴムやループを使用せず治療することができました。
次に、口腔内の画像です。まずは前歯です。

治療前前歯

治療前前歯

治療後前歯

治療後前歯

次に奥歯の側面観です。

治療前奥歯側面観

治療前奥歯側面観

治療後奥歯側面観

治療後奥歯側面観

治療前に奥歯のズレが9mmだったものが、数カ月の治療期間で2mmになっています。この間、顎間ゴムは一切使用していません。矯正用インプラントを用いることで、短期間に約7mmの下顎大臼歯の遠心移動を達成しています。次に治療中の側方面観です。

治療中側方面観

治療中側方面観

下顎装置装着後約3カ月の画像です。下顎のワイヤーにつけたクリンパブルフックに矯正用インプラントからのゴムをかけているだけです。非常に単純なメカニクスであることがわかると思います。患者様にとっては顎間ゴムを使う面倒さが無く、ループも無いので清掃もしやすい状態です。

下顎咬合面観

下顎咬合面観

黄色マルで示された場所に矯正用インプラントが埋入されています。下顎前突の患者様の場合は、下顎7番の遠心頬側にインプラント埋入余地が大きいので、単純に埋入できることが多いです。下顎前突で無い患者様の場合だと、歯茎を切開・剥離して歯肉骨膜弁下に埋入することが多くなります。

おわりに

下顎前突の患者様の治療では、矯正用インプラントを用いることにより、従来であれば外科手術が必要と言われていたような患者様でもカモフラージュ治療が可能になるケースが増えてきました。従来よりも単純なメカニクスで、より短期間に多くの歯の移動ができるようになってきています。
治療方法:表側ワイヤー矯正、歯科矯正用アンカースクリュー併用
治療期間:23ヵ月
費用:約50万円(調整管理料を含んだ総額。旧料金。)
リスク:歯根吸収、神経失活

●診療時間
平日:11:00~13:00 / 15:00~20:00
土日:10:00~13:00 / 14:30~17:30
※水・祝祭日休診

オペレーター
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